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虐殺器官 を読むための用語解説その1

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9・11以降の、“テロとの戦い"は転機を迎えていた。
先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。
米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう……
彼の目的とはいったいなにか? 大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官"とは?

 

 

伊藤計劃さんの「虐殺器官」。この物語は、文学、美術、宗教、世界史、現代史その他諸々、ある程度の知識量があるとより楽しめますきっと。この手の近未来SFをよむ読者層は「あーあのことね。はいはい。」という感じでさくさく読めるんですかね。私には読めませんでした。

というわけで、表題です。

 

虐殺器官 を読むための用語解説」

kindleで読んでいたので、片っ端からマーカー引きました。真っ赤。

自分が気になった部分のみです。ちなみに深くは調べませんよ。

でははじめましょう。

  1. フォードが署名した大統領行政命令一二三三三:1981年、直接間接を問わず、CIAが暗殺および麻薬取引に関与するのを禁止した行政命令。フォードは38代目大統領。
  2. パブロ・エスコバル:コロンビア最大の麻薬密売組織を創設し、「麻薬王」として世界中に悪名を轟かせた。400人以上を殺したとか。
  3. レーガン、ブッシュ、クリントン:40、41、42代大統領。独断で選ぶトピックとしては順に、冷戦終結湾岸戦争コソボ紛争
  4. ワシントンでは看做される:大統領官邸、連邦議会が位置する米国の首都。ワシントンが看做せば米国民(の上流階級の)総意。
  5. グリーン・ベレー:米国陸軍所属の特殊部隊。主に対ゲリラ戦を行う。
  6. デルタ・フォース:米国陸軍所属の特殊部隊。主に対テロ作戦を行う。米国政府は公式にはデルタフォースの存在を認めていないらしい。
  7. ジョン・ル・カレグレアム・グリーンの小説:英国出身の小説家であり、スパイ小説で知られる。同じく英国出身の小説家、スパイ経験あり。
  8. CIA:米国の情報機関。対外諜報活動・謀略活動を行う。中央情報局長官によって統括され、軍部とは独立している。
  9. ナチスポルノ:ナチスドイツ(主に収容所)をモチーフにしたポルノ。残虐グロ。あまり好きくない。
  10. オーウェルなら二重思考と呼んだかも:英国出身の小説家。全体主義ディストピアの世界を描いた「1984年」で知られる。「1984年」の主人公は、監視社会体制に疑問を抱き、こっそりと自分の考えを紙に記録している。

 

とりあえず、今日はここまで。先は長いな。

では。